トップ > 家づくりの基礎知識 > 賃貸併用住宅

 新築住宅を建てるための必要な費用一覧を見て行きましょう!!

一体、新築を建てるのに、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか?まずは、大まかな費用項目の一覧を頭に入れて置きましょう。


<工事請負契約で発生する費用項目>

1.建築本体工事費(仮設工事から基礎工事・木工事など躯体や仕上げ工事などの建築工事費用のこと)


 【土工事・基礎工事費】
   仮設工事から始まり、土工事・基礎工事など建物の基礎構造をつくる工事になります。

 
 【建築工事費】
   躯体や仕上げ工事のことで、建物の耐震性能を決定し、建物の骨格部分を完成させます。


 【外装工事費】

  建物の耐火・防水・断熱・気密性能を大きく左右し、屋根やサッシ、外壁、塗装を行う工事になります。


 【内装工事費】

  床・壁・天井を仕上げ、建物の内部空間が出来上がります。内装の良し悪しで日常生活に大きな影響うを与えます。


 【建具・家具工事】

  ドアや引き戸などの建具の取り付け、収納家具やクローゼットなどを設置します。

 ※総工費の全体の約70%強を見込む

 

2.付帯工事費(給排水・給湯・電気・ガスなどの家屋に付帯する各種設備工事費用のこと)


 【設備工事費】

  電気・ガス・水道などの工事をします。照明器具の取り付け位置、コンセントやスイッチの位置や数など を決定します。


※総工費の全体の約12‐15%程度を見込む

 

3.諸経費(現場管理などの費用 ※ただし、この費用は本体価格に乗せている場合も多い)


 【現場管理費】

  損害保険の費用や近隣への挨拶、安全のためのシートやフェンスの設置費用。


※総工費の全体の約4-6%程度を見込む

 

<工事請負契約以外の諸費用>

1.別途工事費(建築本体工事費に含まれない費用)
 

 

【本工事以外のその他工事費】

 解体・地盤補強・外構・材料運搬費・造園・本管引込み・堀・分担金のほか、電話配線・TVアンテナ・空 調なども別途工事扱いです。
 

 

2.設計関係費用(設計・調査費用および申請関係等)

 

  【設計・調査費用】

  敷地調査・地盤調査などの調査費用や設計費及び建築確認申請の手数料、行政等への各種申請関  連費用

 

3.雑費・諸費用(各種保険や申請関係、その他の雑費など)


 【借入・保険関係費用】

  主に事務手続き関係の費用。団体信用生命保険・保証料・火災保険・ローン手数料など


 【引越し費用】

  近隣への挨拶まわりでの経費や引越し代や建替えの場合の仮住まいに掛かる家賃や雑費等。


 【祭典等に掛かる費用】

  地鎮祭、上棟式、竣工式などの費用や職人さんへの接待にかかる費用など。


 【各種税金】

  入居後の税金(固定資産税や不動産所得費、住宅ローンなど)


 【各種申請費用】

  登記手続き(表示登記の費用、所有権保存登記費用、契約書関係に関する印紙等)

※総工費の全体の約8-12%程度を見込む


※あくまでも大よその概算であり、各種依頼先によって項目等が異なる場合があります。
※また、大手の住宅メーカーによっては、設計関係等の費用が、工事請負契約に組み込まれていることがあります。

建築本体工事費の内訳とは

●建築主体工事費

建築主体工事の各種工事費の内容です。建物の構造・仕上材などで、工事項目も変わりますが主な項目を記載しています。

※今回は、建築主体工事費の主な項目(木造在来工法の参考にしています)

【仮設工事費】

施工のための足場、工事用の電気・水道の費用、水盛り・遣り方や墨だしなどの建物の位置と高さなどを決める費用、現場の清掃・片付けや養生費用、廃材処分費などの工事を円滑にに進めるための必要な費用。

 

【基礎工事費】

地盤の掘削・地業(栗石・転圧・捨コン)や基礎の配筋・型枠・コンクリート打ち込みなどの、建物の基礎部分を施工する費用。また 布基礎の場合の防湿コンクリート・防湿シートやテラス・玄関土間のコンクリート打ち、束石ブロックなどが扱われます。

 

【木工事費】

骨組み(土台・柱・梁など)や下地(胴縁・根太・野地板・合板など)などの木材を使用する費用で、木材費・プレカットなどの加工費・接合に使う金物や釘などの費用 及び 大工さんの手間代など。また 和室廻りで使用される造作材(敷居・鴨居・床框・床柱・長押・落と掛けなど)や既製床束(プラ束、鋼製束など)・既製吊木(防振吊木など)・基礎パッキンもこの項目で扱われる場合もあります。

 

【屋根工事費】

屋根下地のルーフィングや瓦・コロニアルなどの屋根仕上にかかる費用で、水切り(棟押さえ・谷樋など)・棟換気なども屋根工事として含まれます。

 

【外壁工事費】

外壁にかかる費用で、下地までは大工さんが施工するので、それ以外の外壁仕上げ(通気シート・通気胴縁・サイディング・水切り・シーリング・・・サイディング工事費やアスファルトフエルト・モルタルラス・モルタル下塗り 上塗り・・・左官工事費など)に関する費用。

 

【防水工事費】

バルコニーなどの防水工事にかかる費用で、最近ではFRP防水が主流。責任施工で、床、壁立ち上がりまでの仕上げを含む。

 

【樋工事費】

軒樋・竪樋などの、建物側の雨水排水処理にかかる費用で、竪樋の端部(地面まで)からは、外部の排水設備工事扱いになります。

 

【鋼製建具工事費】

アルミ製の窓・扉関係の費用で、基本的にガラス・網戸まで含みます。また 雨戸シャッターや面格子・飾り格子も鋼製建具工事で扱われます。

 

【木製建具工事費】

室内に使用する木製建具関係の費用で、最近主流になった既製建具や和室に使われる襖・障子・戸襖などの費用です。

 

【金物工事】

バルコニーアルミ笠木・物干し金物・軒先換気などの費用。

 

【建材費】

仕上に使用される材料(フローリング・幅木・廻縁・見切材・額縁・上框・ピーリング・化粧パネル・化粧ボードなど)や石膏ボード・OSボード・フレキシブルボード・珪酸カルシウム板などのボード材料費および断熱材費用など。

 

【塗装工事費】

ペンキやオイルステンなどの塗装関係の費用。

 

【タイル・石工事費】

玄関土間や外壁などに使用されるタイルや石などの費用

 

【内装工事費】

クロス・クッションフロアー(CF)・カーペットなどの仕上げ関係の費用。

 

【住設費】

システムキッチン・ユニットバス・洗面化粧台・玄関収納ユニット(下駄箱)・防水パン・衛生陶器など。

 

【雑工事費】

防蟻・畳・コーキング・手すり・アクセサリー商品(タオル掛け・ペーパーホルダーなど)・美装など。

付帯工事費の主な項目とは

付帯工事費の各種工事の主な内容です。建物に付帯する各種設備工事に該当しますが、本管引き込み設備工事など、見積りに含まれていないケースが多いので、事前に調査の上、必要な場合の予算組みを忘れずに。
 

【給排水衛生設備工事費】

給排水衛生設備工事とは、給水設備・排水設備・給湯設備・衛生器具(洗面台、便器)などを設置する工事。



【電気設備工事費】

電灯照明・スイッチ・コンセント・TV・インターホン・電話(空配管)・24時間換気システム・分電盤などの配線・配管や機器取りつけに関する費用で、引き込み工事や電話配線・TVアンテナは別途工事扱いの場合が多いです。

 

【ガス工事費】

ガス栓及び必要ヶ所からガスメーターまでの配管に要する費用。引き込みは、特殊な場合を除いてガス会社が無償で対応してくれます。また 都市ガスが供給されていない場合は、建築本体工事に含まず別途工事扱いになります。基本的には、その地域を担当するプロパンガスの会社が無償で建物内部まで対応してくれます。

諸経費の項目

| コメント(0) | トラックバック(0)

 諸経費の主な項目

 諸経費とは、現場管理に必要な費用です。施工の難易度(敷地の条件・建物の構造・仕様・特殊な納まり)などで費用は変わりますが、一般的には建築主体工事費と付帯工事費の合計金額の8%-10%位が目安です。

【諸経費】

現場管理に必要な費用で、事務・通信・運搬・監督の人件費などにあたります。

そのほか、工事をするための会社経費や工事保険代・営業利益・車両費・展示場等の費用があればその経費に乗せる場合があります。

この諸経費とは、説明は非常に難しく、単純に言えば、今までの慣行上使われていた見積もり明細の項目のひとつといえます。


そのため、諸経費の金額は各社各様ですし、決まりもないのが現状です。

諸経費の金額率は、10%で収まるところもあれば、大手ハウスメーカーのように営業費・広告費を乗せて、20%程度に膨れ上がることもありますし、諸経費という名目でお金を取らずに、他の項目に上乗せしてお金を取ることもありますので、一概に言えない金額なのです。

 建築本体工事費以外の必要な費用とは

別途工事費とは、建築本体工事費に含まない費用で、不確定要素の項目や行政(役所)が介入するような項目、また 建築主の方で対応する場合などが該当します。
 

【解体工事費】

建替えの場合や購入した土地に建物が建っている場合の、解体撤去費用です。

 

【地盤補強工事費】

軟弱な地盤の場合は、地盤補強工事が必要です。既存建物撤去後、地盤調査によって地盤補強が必要か、また必要な場合の補強方法をどうするか検討した上で見積されます。更地の場合は、建物の形状と配置が決まれば、地盤調査を早期に行い建築本体工事内で扱うことができます。

 

【引き込み工事費】

給排水関係の引き込みは、役所が指定した水道設備業者が施工することになります。また 本管の位置(道路境界線の寄り寸法・深さ)や道路舗装の仕様によって工事費も変わるため、別途扱いとして請負契約後の見積対応となる場合が多いです。

 

【外構工事費】

工事の工程が、建物がほぼ出来上がってから施工するため、同じ建築会社が施工する場合でも、別途契約で行なう場合が主流です。(建物の引渡の関係)

 

【照明器具費】

住宅メーカー等では、廊下やトイレ・洗面脱衣などの水廻りやどうしても建築工事にて先行して取り付けるタイプの照明器具(ダウンライト・外部建物に取り付けられる照明など)は、建築本体工事費に含めますが、各居室などの照明器具は含まれていません。

 

【空調設備工事費】

クラー用のコンセントまでは建築本体工事に含まれますが、クラーの機器 及び 取り付け工事費は別途工事扱いが多い。

 

【その他】

TVアンテナ工事費・共聴アンテナ受信工事・地中内埋設物撤去・道路後退による側溝整備工事・小運搬費用などがあります。

設計関係費用

| コメント(0) | トラックバック(0)

設計関係費用とは

大まかに言って3つに分けられます。

【設計費】

初期段階の計画設計から、詳細設計(実施設計)、確認申請、仕様確定(色・柄決め)、工事監理などの設計費用。

【敷地調査費】

敷地の形状・高低差・隣家との位置関係・道路の形状・設備関係(給水・排水・電気などの引き込み関係)の現地調査や役所調査を行い、設計・見積に反映させるための調査費用。

【地盤調査費】

地盤の強さを測るための費用。一般的には簡易なスウェーデン式サウンディング調査が主流です。

擁壁を設ける場合は、ボーリング調査の方が経済設計はできます。

 

※また、設計費は、建築本体工事費の8%-12%程度(設計事務所依頼の場合の目安)で、調査費用は、敷地調査・地盤調査合わせて5万円程度が目安になります。

実際のモデル収支を見てみましょう!!

事例) 木造軸組工法による延べ床面積(32.9坪)の2階建専用住宅

 

図6.gif

 ※参考資料 財団法人経済調査会 「積算資料」