地盤調査を行う!!
土地が決まり、依頼先の数社を決めたら、並行して地盤調査をする必要があります。新築物件だけでなく、建て替えの時でも同様に必要です。
そもそも地盤とは、建物の基礎を支える地面のことですから、その地層には、砂の層や粘土の層、それらが混ざった層、岩や火山灰の層などと言った具合で存在します。これらの層ごとに土の性質が異なり、建物を支えるのに適したものから、何らかの対策が必要なものまで様々です。
地盤が弱い場合には、基礎のコンクリートや外壁に亀裂が入ったり、建具の開け閉めがスムーズに出来なくなるケースもあります。
問題は、調査に掛かる費用ですが、一般的に小規模の建物で有れば総工事費の1%以下です。その程度の出費でですから新築前にぜひ実施することをお勧めします。
(相談先は、建築士、土地家屋調査士、依頼者などで対応できます。)
ここでポイントとなるのが、地盤調査をした後に、問題があれば家を建てることが困難です。再度買い換えることは至難の業でしょうから、やはり土地を買う前にトラブルを防ぐ必要があります。
トラブルを未然に防ぐために!!
地名から読み取る
その場所の地名は地形に由来するものが多く、敷地付近の地名を調べることにより建築地の地形を推測できる場合があります。
田のつく地名(旧田地)
宇田【ウダ】、江田【エダ】、勝田【カツタ】、蒲田【カマタ】、古田【コタ】、権田【ゴンタ】、戸田【トダ】、仁田【ニタ・ニト】、額田【ヌカタ】、沼田【ヌタ】、野田【ノタ】、牟田【ムタ】、法田【ホダ】、八田【ヤタ】、新田【シンデン】、など。
低湿地を表す地名
阿戸【アト】、阿部【アベ】、芦原【アワラ】、勝俣【カツマタ】、久保【クボ】、五味【ゴミ】、当間【タイマ】、詫間【タクマ】、戸部【トベ】、土呂【トロ・ドロ】、富家【フケ】、布太【フダ】、美土路【ミドロ】、矢野【ヤノ】、矢原【ヤハラ】、淀【ヨド】、悪田【アクド・アクダ】、阿久津【アクツ】、など。
水辺の動植物・構造物に関する地名(低湿地)
蓮、蒲、葦、芦(吉)、鷺、鶴、亀、鵜、橋、船、堀、堤、など
谷のつく地名(山間の低湿地)
谷地【ヤチ】、谷津【ヤツ】、谷戸【ヤト】、など。
新田開拓地等を表す地名
沖【オキ】、興野【コウヤ】、小森【コモリ】、新在家【新在家】、新保【シンポ】、新屋敷【シンヤシキ】、田代【タシロ】、地先【チサキ】、何軒屋【ナンゲンヤ】、羽立【ハダチ】、別所【ベッショ】、別府【ベフ】、など
砂州・干潟(液状化の危険地)
伊佐【イサ】、砂子【イサゴ】、鹿田【シカ】、州【ス】、須賀【スカ】、菅【スガ】、手間【テマ】、由左【ユサ】、由良【ユラ】、など。
崖地を表す地名(崖崩れの危険地)
小豆沢【アズ】、阿曽原【アゾ】、阿保【アボ】、宇津【ウツ】、押出【オシダシ】、掛【カケ】、干【カレ】、賀露【カロ】、鍵掛【カンカケ】、久江【クエ】、猿山【サルヤマ】、座連【ザレ】、出谷【ダシ】、津江【ツエ】、黒薙【ナキ】、抜谷【ヌケ】、保木【ホキ】、歩危【ボケ】、など。
敷地周囲の状況から読み取る
建築予定地に立ったとき、「景色や周辺環境は良いか。」とか「日当たりは良いか。」といった事は誰もが良く確認しますが、地盤のことは気になっていても何処を見たら良いか解らず、中途半端に確認したまま土地を購入してしまうことが多いようです。
後々擁壁や地盤に問題が見つかり対策費用の追加が必要になったり、土地販売業者と裁判を起こす事になったりする例が少なくありません。軟弱地盤の周辺では様々な場所に問題が顔を覗かせているものです、注意深く観察してみてください。
【敷地の片方が擁壁か崖地でもう片方が平坦地】 ⇒ 埋立地やゆるい軟弱土で構成されていることが多い。
【道路のうねり・電柱の傾き・つぎはぎだらけの道路】 ⇒ 地面が軟弱で水のような動きをしている事がある(不同沈下は家の沈没)
【大きな木の無い草や潅木などだけのだだっ広い土地】 ⇒ 軟弱地盤や地下水位が高いと木の根が十分にはれない為、木の背も低いことが多い。
【雨の日に土地の良否を見極める】 ⇒ 水はけが悪くすぐに水の溜まる地盤は常に湿気のある軟弱地盤の場合がある
【近所の建物を眺める】 ⇒ 土間コンクリートやブロック塀、基礎や犬走りに亀裂があると、軟弱地盤の場合が多い
【擁壁を調べる】 ⇒ 擁壁の変形、沈下はその上の土地を変形させ、建物に重大な問題を引き起こす。
航空写真から読み取る
市区町村役所では昭和35年頃以降の航空写真を見ることができます。たとえば、航空写真上でその敷地を見ると、以前は池、沼などであったり、田畑であったりすれば調査が必要と判断できます。
また国土交通省の試験サービスで昭和49年以降の航空写真の一部が公開されています。
URL→ http://w3land.mlit.go.jp/